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投資を始める前に知っておきたいこと。わが家が280万円を現金で確保している理由

お金と暮らし

投資を始めたいけれど、貯金はいくら残しておけばいいのだろう? そんなふうに悩んでいる方へ。

わが家は夫婦と子ども3人の5人家族。毎月の生活費は約33万円で、現在は280万円を生活防衛資金として、投資に回さず確保しています。約8.5か月分の生活費にあたる金額です。

投資は将来の資産づくりに役立つ選択肢ですが、何でも投資に回せばよいとは思っていません。この記事では、わが家の実例を交えながら、生活を守るお金と投資に回すお金の分け方を紹介します。自分の家庭に合った備えを考えるヒントになればうれしいです。

投資を始める前に、生活防衛資金を考える

生活防衛資金とは、病気やけが、失業などで収入が減ったときにも、しばらく生活を続けられるように準備しておくお金のことです。

投資信託や株式は、必要なときに必ず値上がりしているとは限りません。急にお金が必要になったとき、相場が下がっていれば、損失を抱えたまま売却することになるかもしれません。

だからこそ、生活を守るお金は投資に回さず、すぐに使える預貯金などで確保しておきたいと考えています。ここでいう「現金で確保」は、投資資産とは分けて持つという意味で、全額を紙幣で自宅に置くことを勧めるものではありません。

生活防衛資金は何か月分必要?

生活防衛資金に「どの家庭でもこの金額で十分」という正解はありません。まずは毎月の生活費を把握し、収入が減ったときに何か月分を備えておきたいか考えることが大切です。

日本FP協会の資料では、生活上のリスクに備える緊急予備資金として、生活費の3〜6か月分、場合によっては1〜2年分という目安を紹介しています。これは各家庭の事情に合わせて考えるための目安であり、必要額を保証するものではありません。

参考:日本FP協会|災害に備える くらしとお金の安心ブック(PDF・「緊急予備資金を準備しておこう」)

会社員と自営業・フリーランスでは、収入の安定性や利用できる保障が異なることがあります。ただ、会社員だから必ず3か月分で十分、というわけでもありません。

家族構成や毎月の支出、共働きかどうか、健康状態、仕事の安定性などによって、必要な備えは変わります。収入が減ったときに受けられる給付や保障も、条件と受け取るまでの時間を確認しておきたいですね。

わが家の生活防衛資金は280万円

わが家は夫婦と子ども3人の5人家族です。夫は会社員で、私も働いています。生活防衛資金は、基本的に半年分を目安に考えています。

毎月の生活費は約33万円。半年分を計算すると、次のようになります。

33万円 × 6か月 = 198万円

約200万円が半年分の生活費です。ただし、実際に生活防衛資金として確保しているのは280万円。月33万円で割ると、約8.5か月分になります。

280万円 ÷ 33万円 = 約8.5か月分

半年分の198万円より、82万円多く確保している計算です。半年分を基本にしながらも、子どもが3人いるわが家では、少し余裕を持たせています。

子どもの成長とともに、予想外の出費が発生することもあります。月々の生活費が変われば、同じ280万円でも何か月分にあたるかは変わるので、必要な備えも見直していきたいです。

この280万円は、資産を増やすためのお金ではなく、家族の生活を守るためのお金。わが家の状況に合わせて決めた金額で、5人家族なら誰でも同じ額が必要という意味ではありません。

近いうちに使う予定のお金も投資に回さない

生活防衛資金を確保できたからといって、残ったお金をすべて投資に回してよいわけではありません。子どもの進学費用、車の買い替え費用、住宅の修繕費など、数年以内に使う予定のお金もあります。

特に教育費は、使う時期を大きく先延ばしにできません。株価が下がっているからといって、入学金の支払いを何年も待つことはできないですよね。

そのため、わが家でも生活防衛資金とは別に、近い将来必要になるお金を考えるようにしています。予測できる支出と、急な収入減などへの備えを分けておくと、投資に回せるお金も考えやすくなります。

投資に回すのは、当面使う予定のないお金

私が投資に回したいと考えているのは、生活防衛資金や近いうちに使う予定のお金を除いた、長期間使う予定のないお金です。

株式市場は、短期間では大きく値下がりすることがあります。でも、日々の生活に必要なお金を投資から切り離しておけば、相場が下がったときにも、支払いのために慌てて売る状況を避けやすくなります。

もちろん、長く保有すれば必ず利益が出るわけではありません。生活に必要なお金を守ったうえで、自分が受け止められる値動きや損失の範囲も考えることが、長く続けるうえで大切だと感じています。

生活を守るお金は残しながら、なぜ私が投資を続けているのか。リーマンショック後から続けてきた経験と、貯金だけでなく投資も取り入れたいと考える理由は、こちらの記事にまとめています。

貯金だけで大丈夫?投資を続けてきた私が考える資産形成
貯金だけで将来に備えられるのか迷う方へ。リーマンショック後から投資を続けてきた経験をもとに、投資を取り入れる理由と、生活を守る預金とのバランスを紹介します。

生活防衛資金が貯まるまで投資をしてはいけない?

生活防衛資金を十分に確保する前に、投資を始めるべきかどうか。これは家庭によって考え方が違うと思います。まずは生活費や近い将来の支払いを確保し、借入れや家計の状況を確認することを優先したいです。

そのうえで、生活に支障のない少額から投資を学ぶという選択肢もあります。ただ、少額でも元本割れのリスクはあるので、必要なお金を使ってまで急いで始めるものではありません。

投資のために生活費を切り詰めすぎたり、急な出費に対応できない状態になったりするのは避けたいところです。投資を早く始めることだけを目的にせず、安心して続けられる家計をつくることが大切だと思っています。

まとめ|生活を守るお金と育てるお金を分ける

  • わが家は5人家族で、毎月の生活費は約33万円です
  • 半年分は198万円。実際には280万円、約8.5か月分を生活防衛資金として確保しています
  • 生活防衛資金の必要額は、家族構成や収入の安定性などによって変わります
  • 近いうちに使う教育費などは、生活防衛資金や投資するお金と分けて考えます
  • 投資は生活に必要なお金を確保したうえで、無理のない範囲で考えたいです

投資は将来のためにお金を育てる手段。一方で、生活防衛資金は今の暮らしを守るためのお金です。どちらも大切ですが、役割は違います。

私は投資を続けてきて、資産が増えることのありがたさを感じています。でも、それと同じくらい、現金や預金を持っている安心感も大切にしています。

これから投資を始めようと思っている方は、まず毎月の生活費がどのくらいかかっているのかを確認してみてはいかがでしょうか。生活費を把握することが、自分に合った生活防衛資金を考える第一歩になると思います。

※この記事はわが家の家計管理の実例と考え方を紹介するもので、特定の金融商品の購入を勧めるものではありません。投資には元本割れのリスクがあり、生活防衛資金の必要額や投資に回せる金額は家庭によって異なります。

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